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町では、移動制約者の移動手段の確保と持続可能な公共交通サービスの確立を基本方針とした「小国町地域公共交通連携計画」を策定。小国町地域公共交通会議が主体となり、デマンドタクシーの実証運行などに取り組んでいます。
小国町営バスは、利用者数および利用料収入が減少し、乗客が誰も乗っていない空きバスが目立つようになっています。
一方で少子化に伴い、町内の小中学校を町中心部の小国小学校および小国中学校に統合する予定となっており、通学のために必要な移動手段の確保や高齢者等の移動制約者の通院や買い物などのために必要な移動手段の確保などが望まれており、厳しい財政状況の中で地域公共交通の維持、存続をいかに図っていくかが課題となっています。
「小国町地域公共交通総合連携計画」は、このような状況から、小国町の基幹的公共交通である小国町営バス等について、今後、学校統合が進んだ場合の町営バスとスクールバスのあり方も含めた小国町のよりよい公共交通形態のあり方や地区毎の対応の方向性・対応方針を定めたものです。
平成21年度から平成23年度までの3年間
小国町地域公共交通総合連携計画 [PDFファイル/11MB]
※なおこの計画については、今後の地域の実情や社会情勢により変更が加えられることもございます。
小国町では、平成18年10月の道路運送法の改正に伴い、地域における需要に応じた住民の生活に必要なバス等の旅客運送の確保とその他の旅客の利便性の向上を図り、地域の実情に即した運送サービスの実現に質するとともに、町内公共交通の今後の方針を表した小国町地域公共交通総合連帯計画の策定に関する協議と計画の実施に係る連絡調整を行うため小国町地域公共交通会議を設置しました。
なお、必要に応じてアドバイザーを置くことができるものとする。
小国町地域公共交通会議設置要綱 [Wordファイル/33KB]
平成23年度の交通会議では平成22年度の足中線および白沼線のデマンドタクシー実証運行の結果について報告を行ったほか、路線バスの運行経路、運賃等について委員各位の意見を伺い現行のとおり承認いただきました。
また、平成23年度より小国町が運行主体となる足中線、白沼線のデマンドタクシー本格運行に国の補助制度を活用するために必要な「小国町地域内フィーダー系統確保維持計画」について皆様より意見を伺いました。
平成22年度は「小国町地域公共交通総合連携計画」に基づき、足中線および白沼線のデマンドタクシー実証運行を実施し、利用実績や沿線住民に対するアンケート調査等を踏まえながら、本格運行への移行について検討を行いました。
また、現在の路線バスのルートについても、より利用者のニーズに合うように検討を行いました。
平成21年度は「小国町地域公共交通総合連携計画」に基づき、金目線のデマンドタクシー実証運行を実施し、利用実績や沿線住民に対するアンケート調査等を踏まえながら、本格運行への移行について検討を行いました。
また、当初の「小国町地域公共交通総合連携計画」の内容についても協議を行い、変更を行いました。
平成20年度は、「小国町地域公共交通総合連携計画」の策定に向けて、3回に渡って開催した会議において検討、調整を行いました。
平成19年度は、委員の委嘱を行ったうえで、現在の町内公共交通体系の他、「小国町地域公共交通総合連携計画」を策定するため国土交通省の「地域公共交通活性化・再生総合事業」を活用することなどについて承認をいただきました。