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山形県小国町

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トップ資料とまちづくり第4次小国町総合計画の策定〜

第2回まちづくり研究会の結果

日 時
平成20年10月26日(日)午後3時〜5時
場 所
小国町役場庁議室
出席者
岡ア昌之委員(座長)、宮原博通委員、政所利子委員、田口洋美委員、小田切徳美委員
町長、副町長、事務局

【内容】

岡ア委員が座長となり、協議を進行。第4次小国町総合計画基本構想素案について、事務局より説明。その後、各委員より以下のような助言、意見をいただきました。


ダウンロード 第4次小国町総合計画基本構想素案(10月26日)(PDF:706KB)


▼岡ア座長
  • 全体をとおした説明をいただいたが、前半部分と後半部分に分けた方が議論しやすいのではないだろうか。具体的な展開に入る前の第5章(まちづくりの主要課題)、8p前段までと、第6章(まちづくりの基本理念)以降の具体的な内容に触れていく部分を分けて、委員の皆さんからご意見をいただきたいと思う。第1章から第5章のところでお気づきになったポイント、それに加え基本構想素案の文言自体も非常に重要になろうかと思うので、そちらも含めてご意見をいただきたい。

▼小田切委員
  • 第5章(まちづくりの主要課題)で主要課題が10項目並んでいるが、ここに「交流」という言葉が入っていない。基本理念の中にはキーワードとして「交流」が入ってきているが、その点で主要課題の中に「交流」が入っていないことに違和感を覚える。
  • また、確認しておきたいこととして、この主要課題というのは主たる問題という意味で使われている言葉と感じたのだが、この問題について「交流」という手法で解決するという使い分けをしているのか。

▼事務局
  • そのような意味あいでまとめている。

▼小田切委員
  • そうであれば12pの第9章(課題に対応した施策の展開)の中で、主要課題それぞれに対してどのような対応策があるのかまとめてあるが、こちらにも「交流」という言葉があまり出てこない。この中では組み替えをするなど、工夫が必要はないだろうか。せっかく基本理念の中、「交流」を前面に打ち出していて、これは第3次総合計画基本構想からの延長線上にあるわけだが、それらが第5章(まちづくりの主要課題)、第9章(課題に対応した施策の展開)に生きていない。何かちぐはぐで、気になるところである。

▼岡ア座長
  • 第5章(まちづくり主要課題)を10項目でまとめるということは数のうえですっきりしている。11項目にすれば中途半端な数になるので、どこかにうまくまとめて「交流」という観念を入れることができるだろうか。特に、小国は今までも町外との様々なネットワークを形成して、それがまちづくりの大きな力になってきたわけであるので、こうした経過を受け継いで、今後の将来的な展望の中でも「交流」がという考え方が出てきていることもある。

▼小田切委員
  • その点では、第5章(まちづくりの主要課題)のタイトルが課題という表現になっているものの、それを解決するための手法として「交流」を重視するという、主要課題の中に問題と解決の手法が混在しているということがいえる。その点を整理すべきであると考える。それは、抱えている問題に対して正しい手法を持って乗り越えるという組み合わせを整理することであり、主要な問題をより明確にしながら、それぞれに「交流」を持って解決していくという整理になるものと思う。

▼岡ア座長
  • 改めて見直してみると、第5章(まちづくりの主要課題)の@は「地域コミュニティの弱体化」となっているが、これは「これが問題である」という認識で書かれているものである。それ以外については、例えばFの「産業振興」を見ると、この方向で取り組んでいくという意味で整理されており、言葉の方向性にアンバランスさが見られる。Cは雪対策だから、これは問題としての認識になっているようであるが。

▼田口委員
  • 10項目の整理では細かすぎると思う。もっと大きく整理にした方がいい。例えば、A農業基盤の保全とB森林環境の保全、C雪対策は、自然環境と人間生活との関わりという括りをすることができ、ここでは、どのような環境概念を打ち出すのかが問われている。小国の考え方として、環境概念をきちんと述べてまとめたほうがよいと考える。

▼岡ア委員
  • 例えば、大きく括ったうえで1・・・、2・・・、3・・・と整理し、さらに、その1つ1つを3項目程度に分けるというようなまとめ方もできるのではないか。

▼田口委員
  • 第5章(まちづくりの主要課題)で気になるのは、1つには謳われることばかりであることである。具体的な手法の部分で、このような取り組みをしていくという設計図があまり見えてこない。人口減少・少子高齢化の問題があり、それに対してはIターンなどを期待することとしているが、その中で「交流」がどのように設定されているのか。そして、それを設定したときにどういう見込みがあるのか、ということである。言葉としては豊かに書いてあるが、行政としての段取りがよく見えない。このようなことを基本的に取り組み、その上でこのようなオプションが出てくるということであろう。全体が言葉の群れになっている気がする。もう少し具体的な、土に根が生えるような形で、これはやがて「交流」が育つと見えるような工夫がもっとあっていい。ただ、これはマニフェストではないが。

▼岡ア座長
  • まだ基本構想なので、これを受けて基本計画を短いレンジで作るとすれば、そちらのほうにより詳しく書いていくような形になろう。ただ、もう少し小国らしさがほしい。言葉がきれいだということは、裏を返せば「小国」を変えたら他の町にも通用するということである。前回の研究会でも、もう少し泥臭い発想を、ということを申し上げたと思う。

▼田口委員
  • 小国らしさ、小国の自立性、独自性をもっと最初の方で表現したほうがいいと思う。あまり周りの市町村について考える必要はないのではないか。産業などについては、あくまでオプションであって、われわれはこの自然を使って基本的に生きる、こう生きているというような核があればいいと考える。それが結局、少子高齢化の問題や、周辺の環境景観の問題ともリンクしてくる。これまでは、ただの飯豊連峰、朝日連峰としてのとらえ方で、山の利用から身を引いていたが、これからは新しい商品開発、産業開発も含めて山を使う、川を使う、田んぼの使い方を変えるといったことや、もともとあるものを使って小国の何割かの人たちが生きているということのほうが格好いい。小国はそのような町だと思う。

▼小田切委員
  • 同感である。前回の会議録を拝見したが、「志の利」という、先生方の話された内容が今回の素案に生かされていないように思う。小国人としての「志」をかなり強調して議論されていたと思う。

▼事務局
  • 「人の利」「時の利」の整理で、前回より強く前面に押し出したつもりであったが、ご指摘のとおり、明らかにその言葉が出てくるわけではないので、そのあたりについては、再度整理する必要があると考える。

▼田口委員
  • 町の主要課題として整理した部分が、まさに危機意識だと思う。課題というよりも、小国町が今どのような危機感を持っているのか、その危機感に対してどのようなアプリケーションで答えようとするのか。あまり課題が細かすぎると、手法が散漫になってしまうので、それは基本計画の方で整理していただいて、ここでは小国の危機感としての問題を3つくらいに整理したほうがわかりやすい。その時に、そのような指針を持っているから危機に耐え、そのような危機感があるからこうした手法をとる、さらにはこうした手法をとるから町の将来像はこうなるはずだ、というようなプレゼンテーションの感覚でまとめたほうがいい。

▼岡ア座長
  • 基本構想というのは、まずは職員がそれをきちんと共有して、それを基に住民との意思疎通を図り、住民がそれを自分たち、そして小国町の最終的な目標として共有できることが本来のものであると思う。したがって、なるべくわかりやすく、住民が腑に落ちるような、わかりやすい方向を考えなければならない。

▼宮原委員
  • 第5章(まちづくりの主要課題)について、町が抱える課題はこのようなことがあると町民が意識するときに、一断面だけでとらえるのではこれからの時代は不足である。小国が抱えている課題そのものが、ものすごいスピードで変化していることも考えなくてはならない。だから先手を打っていく必要があるのであり、切実な問題の背景にあるものを、スピード・変化という視点も取り込んでまとめることが必要と考える。小国の特徴、小国の抱える問題というのは決して一断面では見えない。だから私たちはこのような大変な問題を抱えているという意識を持たなければいけない。第5章はまさにそのような役割があると思う。

▼岡ア座長
  • 世の中が大変なスピードで変わっていくという背景には、小国が今まで変わってきた大きな根元が組み込まれながら前へ進んでいくということもあるものと思う。

▼宮原委員
  • 私は、実際に小国の南部地区の地域づくりのワークショップに関わらせていただいた。地元の方たちが自分たちにとっての夢は何か、問題は何かということについて継続してワークショップを実施したわけだが、特に小玉川地区で、もう1、2年、私たちが変化に気付くのが早ければ、それに対して知恵の出しようもあったのにと反省をおっしゃったのが大変印象的だった。こうしたことをふまえてみても、そのスピードに対応するために、こういう手を打つということを織り込んでいるのが基本構想ではないかと思う。

▼政所委員
  • 第1章(基本構想のねらい)、第2章(日本を支えてきた農山村)に決意表明があるが、冒頭の文章は大変重要であると思うので、小国スタイルでもう少し言葉を強めてもいいのではないかと感じた。たとえば、日本を支えてきた農山村、これはとても重要な項目だと思うが、さらに近年癒しの場、学習の場としての期待が高まっていると表現であると、何か都会の人のために提供しているという、やや消極的なイメージを受けてしまう。言葉をとらえてではなく、「思い」としての意で受け止めてほしいが、2018年ころの日本は大きく揺らいでいると思う。そのあたりを考えると、ここは小宇宙として、国土再生の壮大な実験をやるのだというくらいの強い言葉が入るとうれしい。癒しの場とか学習の場ではなく、生きる力を育むような言葉。5P第4章「小国を取り巻く環境変化」のD国土形成計画の新たな国づくりの部分でも述べているようであるが、国土の質的向上や人口減少といった問題はどうしようもないことなので、人口が減ってもこの大自然をうまくくみ取った新しい生き方を示すことができるような書き加えがほしい。第1章、第2章が非常にサラッとしているような気がする。ここは小国がとっていく姿勢を最も強く示すところであると思うので、もう少し強く書いてもいいのではないか。現実は良くないとしても、そこに頑として生き残ろうとする決意表明をしているところであり、トーンを強めた書き方をしてもいいと思う。1章、2章には生命力のある、国土の大自然をうまく利用して生きていくという書き方があるとありがたい。

▼岡ア座長
  • 事前の事務局とのやり取りの中で、自分として気になる部分があったので少しすっきりさせ過ぎてしまった感がある。以前は第2章の部分で、2項目にわたり町の自立や農山村の重要性について書かれていたが、ここは最初に読むところであり、小国からのメッセージが必要となるところであることを考えると、サラリとし過ぎてしまった。

▼田口委員
  • 補助金のあり方、使い方ということであれば、どこの市町村も似てくる。最初の問題意識の持ち方とか、我々はこう生きていきたいということを述べる場合は、やはりそこの地域にしかいえないことを述べるべきであると思う。そういう生き方をしたい小国であるから、こういう問題には短期的に解決に向かっていかなければならない。一方、こちらの問題は、少し遅れるかもしれないというようなことも出てくるであろう。その中で政策として、国土利用や文化的な問題に対してはこういうものを使いながら対応していかなければならないという整理になる。冒頭は非常に大切で、構想というのははっきり言えばその部分と最後しか見られないことが多い。本当のことを言うと、基本構想は4つ折りくらいのパンフレットで見るのが一番わかりやすいと思う。内容的には、その地域の独自性というものを冒頭で述べると、自立的なものになる。都会から人が来てくれないと困るということはあったにしても、一方ではこの小国に帰ってきたくなるような、小国出身者をたくさんつくることのほうが重要であると思う。小国出身者が帰って来たくなるような文章を書くべきである。

▼岡ア座長
  • そういう点では、委員の皆さんからの意見が最も重要であると考える。小国に帰って来たくなるような特性として何があるのかというのは、なかなか地元にいる人には見えにくい。何が小国の特性なのか、基本構想で見出すことを踏まえた意見をいただきたい。

▼副町長
  • 第1章、第2章には是非「志」の部分を反映すべきと思う。

▼小田切委員
  • 少し冒険かもしれないが、第2章はいらないのではないか。ここで小国町が全体的なことを語る必要はないと思う。むしろ私たちはこう生きるという生き様、あるいは決意を表現するということなので、その点を述べるべきであると思う。同じようなことでいえば、本文の4P、5P第4章(小国を取り巻く環境変化)において地方分権の本格化と市町村合併について淡々と書いてあるが、こういう状況の中で自立を宣言して、私たちはこれに向かっているという決意表明を述べていただきたい。国の動きがどうであろうと、国土形成計画がどうであろうと、ここではどうでもいいことで、むしろ国土形成計画で示された方向を確認すると、ようやくと国も動き出したというとらえ方、実は小国町では、こうした方向に関してはすでに取り組んでいて、それに関しては強く賛同するぐらいに高みに立って宣言したほうがいいのではないか。

▼副町長
  • 第2章を付け加えたのは、まさに志の面で、私たちはこれで生きていくんだという意味合いの部分を事務方として持っているからであると思う。

▼岡ア座長
  • 以前のものは、「日本を支えてきた農村」のパートと、その農村の中で非常に特徴的な小国はこれから町の自立に向けてこうしていくという2つに分かれていた。

▼小田切委員
  • さきほど申し上げた4P、5Pについては、はやはり淡々と書くべきではないと思う。

▼岡ア座長
  • 第6章(まちづくりの基本理念)以降の部分について議論することとしたい。こちらは少し具体的になる。まさに小国はこういう点で特徴的だという資産を含めた意見をお願いしたい。10Pの第6章(まちづくりの基本理念)4「小国の人々が育んできた生活文化、生活技術(ぶな文化)の継承と伝承」については、新しい展開といった、将来に向けた表現にしたほうがよろしいかと思う。

▼田口委員
  • 第6章については、具体的なモデルになっていない。むしろ先に町の将来像を考えたほうが早いのではないか。どういう町にもっていきたいか、我々はどのように生きていきたいかに集約されると思う。
  • 冒頭における、われわれは合併しない、小国は小国一町だけで自立していく、ということに対しては、ではどのように他の市町村とつながっていくのかということも整理する必要があろう。町の中だけではなく山形県の置賜地域の中で、将来どういう役割を演じていくのか、他市町との協力関係をどう築くのか。例えば新潟県の下越地域とのつながりや、南の会津などとの関係で、われわれはどの方向に向かって行くのかということを考えたほうがいい。どうしてもこういうものになると、小国は…、小国は…、となるが、小国だけで生きてきたわけでも、生きていくわけでもないのだから、小国がこの方向でいくとした際に、周りの市町村とどのように力を貸し合い、提供しあっていくのかということが大切であると思う。合併はしないけれども、協力はするということ。そのような行政の位置づけから整理していくような形で考えると、もう少し具体性が出てくるのではないかと思う。まちづくりの基本理念は、私の研究課題でもあるのでいろいろと考えてきたが、どこで底を打ったらいいのか、どこで底を抜けたらいいのか、行政としてどの状態で止めたいのか。書く必要はないけれども、把握していなければならないという気がする。それはすなわち、可能な夢を描くということになろう。

▼宮原委員
  • 何か足りないという気がする。まちづくりの基本理念とは、町民の人たちが共有すべき志だと思う。その基本理念があって、自然環境、歴史文化も含めて、小国の持つ可能性がクローズアップされるのではないか。例えば、小国にはすばらしい樹木がたくさんあって、その木で家を作るとする。そこに匠の技が加わり、衣食住の住をまかなうものの空間づくり、匠の技を教え活用することができるようになる。そしてまた、そこに食とコミュニティが取り込まれていくと、1つの生き方のモデルとなる。小国が持っている自然資源の生かし方が、日本の中山間地域の生き方のモデルになるような心意気を持って取り組んでいく。木を生かして家を作り、匠の技を伝えることを、日本の中に発信していくと、外から小国に来ていろんなことを学んでいくことになる。また、小国には森林セラピーの基地があるので、小国で1ヵ月、あるいは半年過ごせばこんなに健康になるということをアピールすると、いろいろ人が来るかもしれない。そこに食の保存の知恵、薬草の知恵などが加われば、小国の1つの産業になっていくことも考えられる。それをきちんと伝えていく結果として交流も起これば、まさにここに示されたスパイラルが、その波及効果として第8章(小国町の将来像)に結びついていく。この部分と基本理念の間に何が生かせるのか、こんな可能性があるのだということをもう少しと捕らえていくことが必要だと思う。そうすると、その可能性は小国の誇りとなり、誇れるものを大きな軸に据えていけば、そこから第8章(小国の将来像)で述べていることは起こることになる。小国には、可能性がこれほどあるのだということを強調していくべきである。

▼岡ア座長
  • それを第6章の基本理念に少し書き込んだほうがいいということであろうか。

▼小田切委員
  • 第6章の基本理念の4つを、第3次総合計画基本構想における交流の可能性を町として確認し、地域の誇りの重要性をあらためて認識した上で、この第4次総合計画基本構想で4本の柱を設定したとすれば、小国町としての特徴的な方向性が出てきていると思う。特に2「地域資源を生かした地域産業の創出」、4「小国の人々が育んできた生活文化・生活技術(ぶな文化)の継承と伝承」を基本理念レベルで強調したというのはあまり例がないのではないか。方向性としてはこれでいいと思う。
  • 細かい点を言うと、2「地域資源を生かした地域産業の創出」では、地域資源活用型産業が最近よく言われているが、活用の前提として地域資源の保全、単に活用するだけでなく保全しながら活用していくところが、小国を含めた中山間地域においてはかなり意識されていたと思う。保全というニュアンスをもっと前面に押し出す必要があるし、そのことを強調することによって、都市住民の共感が生まれると思う。そういう形で改めて地域の産業は生かされているのかと知ったときに、応援したくなる気持ちが生まれるので、その点で保全という言葉を生かしていただきたい。
  • 第6章で高く謳い上げたものが、第7章(まちづくりの軸足とスパイラルアップ)とどのようにつながっていくのか。6つの生活圏を設定し、そこで何をしてほしいのかということが書き込まれていない。組織の枠組みや、どういう人が必要なのかといった点、あるいは場合によってはそこに資金が流れる仕組みをどうしていくのかを書かないと、つながりが見えないと感じる。
  • 第5章(まちづくりの主要課題)と、第9章(課題に対応した施策の展開)は異色である。基本理念で謳いあげたものと全く無関係になっている。いったん、第5章、第9章を削ってしまって、全体のストーリーを構成し直したほうがいいのではないかと思う。
  • 13P第9章にある「行財政改革の推進」は、「行財政改革と実質的強化」程度の表現でいいのではないか。自治基本条例の制定が謳い上げられているが、自治基本条例は町の住民にとっては憲法。それが1項目として入るのははなはだ不思議だ。もっと前面に出てきていいのではないのか。
  • したがって「自治基本条例の制定」については、それを作ること自体住民にとって大変重要な大事業であると考えるので、仮に第9章が残るのであれば、自治基本条例の制定は、もっと大きな項目で示すべきであろう。一つの項目の内容で考えられる施策とするのは、位置づけが全く違うのではないか。

▼岡ア座長
  • 第5章、第9章の位置づけについて、事務局としてはどのようにお考えか。

▼事務局
  • 第5章について言えば、今までの計画の実施の状況を振り返って、どのような課題が積み残ったかを別に整理しているものがある。そちらには数値的なものや、これまで対応してきた内容、それによってどのような課題が残ったか、計画の背景として別途整理しているので、そちらに置き換えることも可能なのかと思う。第9章については、ここに課題として整理するという10本の柱があったことから、それを受けて、具体的な施策を示すにあたって、私たちが議論したものとして整理している。課題の整理を別にまとめたものに委ねていくと、これについては、ここまで示す必要はないものと感じている。

▼岡ア座長
  • 基本構想としては、ここまでブレイクダウンする必要があるのか、検討が必要である。

▼田口委員
  • 第1章(基本構想のねらい)と第2章(日本を支えてきた農山村)、第5章(まちづくりの主要課題)と第6章(まちづくりの基本理念)、第7章(まちづくりの軸足とスパイラルアップ)と第8章(小国町の将来像)をそれぞれ1つにまとめて整理することができるであろう。第6章はまちづくりの基本理念となっているが、ここに掲げられているものは項目である。少子高齢化にふさわしいまちづくりをすることによって、何ができるのかを語るのが理念である。小国でどのような生活が実現できるのかを謳うとともに、小国で生きていくのがいかに幸せか、幸せであらねばならないか、ということを言わなければならない。何のためにこれをするのか、何をするのかは手法であるが、それを突き動かしていくのが理念である。小国の町民の生命、財産を守っていくのが本当の理念であるはずではないか。とすれば、本当の理念は第1章の冒頭に示すべきであろう。行政は町民の生活を守る。ではどのようにして守るのかということが、その後に語られることになる。

▼岡ア座長
  • 第6章はどちらかというと、ややブレイクダウンした、小国が覚悟を決めて取り組んでいく基本テーマである。理念というネーミング自体が誤解を受けるのかもしれない。ここまで踏み込んでいかないと、基本構想としては積極性を持たない。ただ、第5章と第6章をどう関連づけていくのか。基本理念という言葉自体変える必要があるかと思う。

▼政所委員
  • 事前に説明いただいたときに、地域づくり基盤の設定が唐突に感じたので、その範囲からはずれたところをどうするか、地域を選定した場合でも孤立をなくすことが重要である、町民がこれをみたときどう反応するのかなどをお聞きした。それについては納得している。ただ、今の第5章、第6章、第7章の流れを見ると、第5章でまちづくりにおいてこうした主要な問題があると、こういう現状を認識して、その覚悟の上に、こういう方向に向かおうといった場合に、問題を受けた形で、例えば集落は一つ一つ孤立するわけではなく、むしろこれを機に水平にネットワークしよう、ただネットワークしただけでは先細りしていくので、何か外からのエネルギーやパワーである外資(外志)を入れて、交流促進することによって生き残っていく。そのためには、食べものや、お土産などがなければ交流できないので、何か産業を作らなければならない。そうした動きで自立を少しでも積み上げようとすることが、結果的に全国規模で見たときに積極的な国の再建にもつながる。というような整理が必要ではないか。町民がこれを見たときにわかるような整理、こんな課題があって、そこからいきなり地域づくり基盤に分かれた整理をするのではなく、基本理念と地域設定の間に橋があるとわかりやすい。中学生が読んだときにわかりやすいキーワードが何か出せないものか。図1が第7章と第8章の間にあって、その前に第6章で書いてあることを凝縮したキーワードが整理されてあるとよい。このままでは、第6章から第7章へのつながりが感じられない。あまり細かいところは必要ないので、何か腑に落ちる橋掛かりがあるとよい。

▼岡ア座長
  • 現状を見た場合、この6ブロックを設定して、小国の方たちはすべて自分たちが包含されていると感じるのか。行政的にはすべてこれで網羅しているのか。

▼事務局
  • 行政的には、現存する集落は全部入っているので、そういう意味では問題ないととらえているが、分け方としては昭和の合併前の旧町村という考え方もある。小学校区という単位もあり、そうすると町内が9ブロックに分かれる。ただ、小学校区にすると南部地区は3つになってしまう。また、学校の統合が進んでいるので、そこに立ち返るとなると、確固たる地域の核である学校施設が廃校になるということもある。飯豊町側の白沼地区は小中学校1校なので、地理的にも歴史的にも最も地域住民にとって納得のいく地域割りになると思う。東部地区も同様で、叶水小中学校になるが、東部振興審議会がこのエリアで自主活動している。南部も3つの小学校区それぞれに自治組織があるが、今「南を元気にする会」ということで、3つの自治組織の上に重ねて、南部地区全体での活動も見られる。一番北側の北部地区についてもこれは北部小中学校区だが、こちらもこの範囲の中で活動をしている。沖庭地区についても独自で同様に活動している。そういう分け方でいくと、今地域のコミュニティの力、集落の力が弱くなっている中で、もう少し大きなくくりで地域を考えていこうとここで訴えていくとすれば、今の自治組織の姿と重なるようにすることが大切と考える。例えば南のような3つの小学校区にそれぞれあった自治組織が、単独ではなかなかできないので、もう1つ上に3つあわせた組織で地域づくりに動いている。そういう動きが1つのモデルになっていくのではないかと思う。

▼政所委員
  • その説明をうかがって納得したところである。その新しい戦略を打ち出す上で、新たにネットワークを強化しようという言葉が整理されていると、さらに納得するということになろう。これからの戦略上、非常に重要な地域の分け方だと説明いただき理解できた。したがって、第5章と第6章の間なのか、第6章と第7章の間なのか整理は必要であるが、少しまとまった言葉があれば、これがすっきりと見えると思う。

▼町長
  • そのあたりが難しいところである。かつて山村振興法や過疎法ができた当時のまちづくり基本構想の中で、第1次生活圏の範囲と位置づけたのとほぼ同じ経緯がある。ところが今の時代、その当時の生活圏で住民が本当に行動をするのかと考えた場合、現状ではほぼここに示した生活圏で動いている。しかし、これからはそれでは大変難しくなることが想定される。小中学校の統廃合が進み、将来小国町には小学校1校と、中学校1校となっていこうとする中で、このような生活圏で果たして住民は生活していけるのか、と考えた場合、極めて厳しい見通しになると言わざるをえない。今、現状はこのように動いているが、将来は変わってくるという思惑も持っている。ただ、生活圏ではなくとも、その下の単位となる基礎集落圏としてとらえた場合は、しばらくはここに示した単位でいくのだろうと思う。その集落の機能を強化するためには、これまでの経緯をある程度尊重していく、そして維持していくことも必要かと思う。

▼岡ア座長
  • 小国は合併を選択されなかったけれども、個別の集落単位、集合体の住民の組織を基盤にして、住民が頑張る決意を持つことがこれからも必要となっていくと思う。このレベルでの住民の意識等はそれぞれで必要なので、いきなりで地域割りを示すのではなく、小集落がお互いに連携し高め合うための、何か導入源となる考え方が必要かもしれない。

▼田口委員
  • 現実問題として、小国町は市町村合併をしなかったけれども、集落の合併が始まっているということがある。小字単位の集落が、大字単位の集落にまとまざるをえない状況になってきている。それがその単位で動き出すか、見えるようで見えない。そして集落という形態をとるかどうかもまたわからない。インフラとか除雪の費用を考えると、コストの面で行政は結果的にはまとまってくれたほうがいい。だがなかなかそうもいかず、過渡期にある。その中で新しいコミュティへのあり方への模索といってみても、それはコミュニティという言い方が正しいのかということがあるし、言葉がなかなか見つからないところではある。非常に難しい

▼岡ア座長
  • このように6つに分けた図を示すこと自体についてはどう思うか。

▼田口委員
  • これについては、現時点ではこのとおりであろう。行政側の立場と、集落側の論理、思惑は違う。むしろ徳網、五味沢、長者原などは、町中心部に近いところを見なければならないし、ちょうどその間あたりが抜けているところもある。その辺の動きを行政がどのように読めるかというと、まだ読めない。動いているほうは、この思惑の中で動いているので、ややもすると仙台や関東まで飛んでしまうので、今のところはこういう書き方が無難だと思う。

▼小田切委員
  • 地域で動く新たなコミュニティを設定する、これは決断するためには、行政サイドの対応が必要になる。例えば、宮崎県宮崎市のように、コミュニティ税というものを導入し、住民税の1%をコミュニティに流す仕組みや、あるいは集落支援でこういう組織の中に行政職員を常駐させるなど、何か対応がない限り安定的な形での運営はできない。その議論はこの先になるが、この6つの生活圏(地域づくり基盤)をもう少し後のほうに入れて、具体的には21Pの第11章(基本構想の推進に向けて)に組み込むということも考えられる。こういう新しい地域単位での推進を考えていく、といった形で少し引き気味に第11章に置くということ、あるいはここに先ほど指摘した自治基本条例を今後作ることを検討する、といった部分を示すこともできるであろう。その後こういう枠組みで考える、あるいは行政も準備をするというやり方もあると思う。ただ、それにはかなりの準備が必要だと思われる。

▼岡ア座長
  • 第7章については、位置づけを少し考え直したほうがいいのではないか。まちづくりの軸足という表現も検討したほうがいいのではないか。

▼事務局
  • 今までの計画では、飯豊山麓と朝日山麓に非常に傾倒したということがあり、今回はそれを残しつつ、さらに地域に立脚したまちづくりを進めるという意図をこめたつもりである。

▼岡ア座長
  • 小田切委員から第9章の扱いについて意見が出されたが、この意見についても是非検討していただきたい。

▼小田切委員
  • 第9章は第12章の後にくるのが自然ではないだろうか。

▼岡ア座長
  • 確かに第12章には具体的な事業が示されている。

▼小田切委員
  • 第12章について言うと、基本構想は議会で議決するものなので、ここまで詳細なことを議決してしまうと逆に大変になるのではないか。

▼事務局
  • 第3次総合計画基本構想でも主要プロジェクトとして整理はしている。

▼田口委員
  • マニフェストのようになってしまっている。これ以外できない、になりかねない。

▼岡ア座長
  • 第12章は、各課からあがってきたプロジェクトなのか。

▼事務局
  • それを踏まえて整理したものになっている。

▼岡ア座長
  • 22Pの第12章だが、これと第9章との関係をどのように理解するといいのか。内容については相当重なっている。これを第12章の前に入れるとしたら、バランスが悪くなるのではないだろうか。

▼宮原委員
  • 第9章が言わんとしているのは、今町が抱えている問題に対しての1つの手立て、案を示しているもので、第12章は、それではこのようなプロジェクトを展開していくといいのではということであると思う。この事業を打ち出すことによって、それが決して縛られるものではなく、大事なのはここにこうしたプロジェクトを設定するが、進行管理をしていくということが重要であろう。それも基本構想における行政の姿勢ということになる。これが進んでいくと、順調に進むもの、壁にぶち当たるもの、進まないけれど意味のあるものというように分かれてくると思うが、ここから何が読み取れるのか、ということもあるので、これらについて進行管理をしていくことが重要だと思う。ここでは、プロジェクトの項目だけを示すのではなく、これの進行管理をするということで、そしてそこからまた次の時代の課題を乗り越えていくということを述べるためのものであると思う。それらがセットになって設定すべきであろう

▼岡ア座長
  • 進行管理ということになると、実施年度が入ったり、担当課が入ったりするイメージがあるが、そこまで入れるということなのだろうか。

▼宮原委員
  • 例えば、「知恵と技術の継承を進める仕組みづくり」に、4つの、今の段階で目指していこうとするプロジェクトが設定されているわけであるが、それは第9章からの流れから整理されているという理解の下に、「食と健康と伝統食の推進」と謳った以上、それはスケジュールに落とされなければいけない。そして、それがどのような運ばれ方をしていくのか見ていかなければならない。ここで取り上げた以上、どのように功を奏するか。そうすると、事業として1項目挙げたということは、生易しいものではないということが見える。それを見ていくというスタンスが必要と思う。それが今後の協働のまちづくりの仕組みにも反映されていくかもしれない。新しい町内の中の連携などの仕組みにも反映されるかもしれない。

▼岡ア座長
  • 宮原委員には、住民の方が参加して展開したワークショップのファシリテーターを務めていただいたので、そこに参加した方からすればその結果として、自分たちの意見が基本構想にどう反映されているか関心があるところだと思う。基本構想といいつつ、建前だけで整理することはいかがなものか、という背景からの意見かと思うので、その辺もう少しわかりやすく、住民の関心があるようなものにという意見かと思う。第9章と第12章の関係は、第9章の前に第12章を持ってくるとしても、そのあたりもう少し整理が必要ではないか。第9章を整理することになるということか。ここまで細かくブレイクダウンするかどうか。小田切委員のご指摘である自治基本条例のように、レベルの違う項目が同じボックスに入っているようなところもある。順番としては22Pの第12章の前に12Pの第9章を持ってくるほうがよろしいか。

▼政所委員
  • 皆さんの意見をお聞きして、章や内容の引越しをすると考えると、第7章が21Pに来て、第9章が22Pの前に来て、そうすると11Pに示された地域割の考え方が、17Pの後に出てくるとすごくわかりやすい。そうすると流れが出てくるので、後は語彙の問題や、表現の問題を整理すると理解しやすくなる。

▼岡ア座長
  • 第10章(まちづくりの基本目標・施策の大綱)、14Pからの部分はかなり具体的なことが示されているが、何か気になったところはないだろうか。

▼田口委員
  • 「知恵と技術の継承を進める仕組み」とあるが、あまり“持続性”という言葉が出てこないのと、今、文化庁などが進めている文化財の総合的活用などの動きがあることも考えると、この構想全体の中に出てこない単語として“景観”がある。歴史的景観や文化的景観という言葉、ユネスコの世界遺産などもそうであるが、小国の山村地域の生活と山野の景観を保持していくことが1つの保全である。そういう表現がどこかで示されるといいのではないか。そういうことを基本構想に謳っておくと、後々補助金を出す際にもいいと思う。いろいろなところでモデルが始まっているようだが、文化財をものとして、1つ1つを文化財として認可、指定するのではなく、全部を結びつける関係が重要な問題となっている。関係そのものをあらわしているのが「景観」である。文化財は点で指定するのではなく、全部を文化財として考えていく方向性でいま動き始めている。五味沢、徳網という集落があって、背後の朝日連峰の山々を上手く使ってきた歴史が、そこの景観として集落に結びついている。また、長者原と飯豊連峰も同じことがいえる。景観という概念をもう少し取り入れていくと、その景観から生み出される資源、持続的な利活用を謳うことになる。その中で資源管理という言葉が出てくる。その管理を地域の集落で行う、あるいは新しく出来ていく地域のコミュニティで行うということや、逆にそうするのか、行政が行うのか。資源管理ということも含めると、かなり膨らみが出てくると思う。全体的に読んで感じたのは、小国の大きさが感じられないこと。北から南まで相当大きな行政区域であるが、その大きさが感じられるような表現がほしい。その中で、資源と資源を活用していく技術を行政もバックアップして継承していくということであろう。

▼町長
  • 資源管理をすることによって景観が産み出される。美しい景観が生み出されるような地域づくりがこれから必要かと思う。その資源管理をおろそかにしたがゆえに、せっかくの景観が崩れ、十分に発揮できないということがあるので、大事な視点かと思う。

▼田口委員
  • 余談になるが、今年6月にドイツに行ってきた。「食べて保全」ということを取り組みを視察してきた。ドイツのロエンという地域では、「ロエンのものをロエンのために」という運動があって、いわゆる地産地消のことである。ロエンにおいて狩猟で獲った動物、特定のその地域だけで作ってきた野菜を絶やさないようにするため、みんなで買い食べる。食べて残していく運動をしている。レストランが28軒ほどあり協力しあっていて、そのレストランに猟師たちが肉を売る。猟区提携がなされていて、例えば2人で数ヘクタールの畑を持っていたとする。1人が大きな牧草地を持っていたとする。これを3つ合わせて猟区を作る。そして猟師に貸し出す。猟師はお金を払って、借地をしてそこにいる動物を獲り、その畑を動物が荒らすと、畑の持ち主は訴えて猟師が弁償する。そういう制度を作っている。それが200年続いている。こうした状況で獲られた動物はレストランに売られ、日曜日など家族一緒にレストランで食事をする。食べて保全、使って保全という言い方は、人々が使い続ければあり続ける、使わないと残らない、使うのが一番の保全だという意味である。そういう考え方にふれてきたが、これは大変大事なことであると思う。中山間地域は、皆このような考え方で生活してきたはずである。レストランはなくとも、熊が採れればどこかが宿になってみんなで食べるといったことをしてきたわけだから、自分たちの資源は自分たちで活用していくことを積極的に行うということを大きな声で言ってもいいのではないか。資源管理というのは、その地域では使っていくための管理だと思う。

▼岡ア座長
  • 私も先月イギリスのカンブリアという北の方に行っていたが、盛んに出てくる言葉がセンスオブプレイスという言葉であった。センスとはある感覚で、その地域の土地の感覚ということであろうか。湖水地方の美しいところで、その地域をどう保全していくか、ということが課題となっていた。今オイルマネーが入り始めていて、農家の建物だけをオイルマネーが別荘として活用するために買い取っている。そうすると景観が損なわれていく。それをきちんと守るために、センスオブプレイスを大切にして、そこで持続的な農業をやろうという動きになっている。景観というと目に見えるものしかとらえないが、あるべきところにあるという意味という感覚、それは小国にはたくさんあると思う。外から来た人にはとても感じるところなので、それをどう心の中にうまく盛り込んでいき、自分たちの誇りにするかというところに繋がっていくと、いい基本構想になるかと思う。

▼田口委員
  • 景観について言うと、最初に小国に来たとき、非常にきれいなところだと思った。田んぼのあぜくろにしても端まできれいに草が刈られている。私たちよそ者は、村を見たときに、ごみが落ちていないとか、家の周りに余計な汚いものや錆びたもの壊れたものが置いてないとか投げられていない、整然ときれいである、というところを見る。空き地に梅、桃の木が植えられている。そのような感覚できれいな村だと思う。それは地域の人々が勤勉であるということがとてもよく出てくることなのである。どうしようもない地域と、ものすごく緊張感がある地域とは美しさが違う。岩手県の雫石に行ったとき、1人でぶらりと道を歩いていたが、ごみ1つ落ちていない。すれ違う小・中学生がみなあいさつをして通り過ぎる。あれだけ見事に刈払いも出来ていて、屋敷の手入れもきれいだと、よそ者は見られているなという緊張感から、犯罪を犯すことはできない。そういう村の守り方が出来ているのだと感心した。美しい村、町を目指すという意味でも、なかなか言葉が出てこないが、米坂線に乗って町域に入ると、沿線等なぜゆえにきれいなのかという見方をされるといいと思う。しかし、そうするにはそれだけの労働力を伴うことになるわけであるが。

▼岡ア座長
  • イギリスに行ったときに、もう一つ盛んに出てくる言葉に、ウェルビーイングという言葉があった。2000年にイギリスの地方自治法が変わって、パワーオブウェルビーイングということが、地方がしなければならない業務に位置づけられた。ウェルフェアというと社会的弱者を設定して、与える福祉という感じになるが、そうではなくともに豊かな生活を目指すという意味で、そのことに地方自治体が責任を持たなくてはいけないということである。20Pの4(新たな豊かさを実感できるまちづくり)はまさにそのことを言っている。言葉だけ先取りするのではなく、こうしたウェルビーイングのような考え方をうまく取り上げていくといいのではないか。福祉的なことはあまり示されていないが、従来の福祉だけではなく、ともに豊かな生活をするという意味合いを込めながら、福祉的なセンスをもう少し取り入れてもらえるとありがたい。ウェルビーイングという言葉をどんどん使っていただきたい。

▼政所委員
  • 22、23Pに具体的な主要プロジェクト、これからの方針が打ち出されているが、例えば、14Pの「子育てにやさしい環境の充実」で、若い世代を中心として誰もが安心して子どもを生み健やかに育てることができるとあるものの、何よりその前に雇用がなければ実現できないし、一方母親が仕事をしながら子育てできると言った場合、託児所ということにつながるのか。それが22Pにくると全部網羅されているわけでもないという矛盾が出てくる。14Pで表現するときに、気をつけて使ったほうがよい言葉もある。22Pのように5つの戦略が出てくるとして、願いとしてある言葉が主要プロジェクトでかなり限定されてしまうのなら、それは矛盾しないほうがいい。もしかすると主要プロジェクトとして展開していくけれども、スローガンとしてはある意味、センスオブプレイスとして、ここで自然を使った産業が起きてきて、そこに都会から人がやってきて、ここで安心して子どもが生めて、仕事もあってという、もっと次世代型の働き方ができるようなつなぎをしながら、言葉の表現としてもう少し大胆にしたほうがいいのではなだろうか。抽象的かもしれないけど、それが見えるような、まさに新しい生き方が出来るという言葉と具体的な戦略と、小国はそこに向かっていく意志がつながっているといいのではないか。

▼岡ア座長
  • 第2章は必要ないのでは、という小田切委員の意見もあったが、それでもかまわないと思うし、もう少し小国にひきつけた書き方で、農山村らしさに基づいた小国の主張がうまく文章化できるのであれば、それはあってもよいのかと思う。そこは、また検討いただきたい。短時間だったので不十分なところがあれば、意見、質問のやり取りをしていただいて、次に向けていただければありがたいと思う。

▼事務局
  • 本日はありがとうございました。


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